セミの食べ方の中でも最も人気のある調理法と言えるセミの幼虫の燻製。
その作り方についてご紹介したいと思います。
セミの幼虫を捕る
セミの幼虫は、18時半ぐらいの少し暗くなってきた頃から地上に出てきます。
どこに出てくるかというと、穴がたくさん開いているところには、幼虫がたくさんいるということなので、そのあたりの木をチェックすることがお勧めです。
木を登るのは意外と早いので、数分おきに見ていても出てくる可能性があります。
殺菌する
セミの幼虫は生では食べるのは控えましょう。
まずはセミの幼虫を茹でます。
沸騰したお湯で2~3分茹でれば大丈夫です。
お湯を切って、泥などはこの時に落としておくと良いです。
竹串で穴をあける
味をしみこませるために竹串で2~3か所穴をあけます。
どこに穴をあけても大丈夫です。
さっと済ませましょう。
めんつゆで煮る
めんつゆを沸騰させ、セミの幼虫を投入します。
しっかりと味をしみこませるため5~10分ぐらい煮た方が良いと思います。
燻製機にかける
めんつゆから取り出して、燻製機にかけます。
煙が出るので、換気扇の近くでやりましょう。
30分ぐらいあぶって完成です!
燻製器の準備。安く作るには?
燻製用の道具はこのような簡易式のもので十分です。
これには、木製チップや燃料もついているので、このままやればできてしまいます。
もし、大量に作らないということであれば、100均で売っている鍋や網を使ってできてしまいます。
こんな鍋の中に、木製チップを敷いて、網を乗せればOKです。
鍋でやる場合は、木製チップが燃えすぎるとセミが焦げてしまうので注意が必要です。
薫製と燻製の違いは?
くんせいと文字を打つと、漢字としては燻製と薫製の二つが出てきます。
両方とも煙でいぶした干物という点では同じ意味のようです。
ただ、燻の字の方は常用漢字ではないということで、普段使う時はくん製と表記する形になるようです。
どちらで表記をするのか迷った際には、どちらでも良いということなのだと思います。