昆虫食で最もおいしいと言われるカミキリムシの幼虫。
食べた木が鉄砲で撃たれたような跡になることから、テッポウムシとも言われます。
そんなカミキリムシの幼虫を捕まえるためのポイントについてまとめました。
捕まえやすい種類
実は、カミキリムシも何種類かいるんですね。
幼虫も生きた木にいるものと朽木にいるものがいます。
捕まえるのが楽なのは、断然、朽木の方です。
というのも、生きた木だと木を切るのが大変だからですね。
ということで、今回は、朽木にいるカミキリムシであるルリボシカミキリの幼虫の捕り方について説明します。
時期
ルリボシカミキリは成虫は6~9月ぐらいに生息します。
その間に卵を産むのですが、実は幼虫として木の中で2~3年過ごすんですね。
そのため、年中幼虫の採取は可能です。
捕まえ方
朽木の中にいるのですが、木の種類としては
- ブナ
- ナラ
- コブシ
- カエデ
- クルミ
- カンバ
- ヤナギ
系が好まれる木になります。
これらの木の倒木や伐採されている木などにいます。
そのため、倒れている木を探しましょう。
そして、倒木を見つけたら斧や鉈で木を割ります。
幼虫がいるのは、朽木ですが、古い木よりも水分が多めの新しい木の方が好まれるようです。
木を割ってみて、幼虫の通り道が見つかったら、ナイフやマイナスドライバーのようなもので削っていきましょう。
向きによっては取りにくいことがあるので、ピンセットがあると良いと思います。
捕まえたものは、調理するまで弱らないように木くずと一緒に入れておくと良いと思います。
採取する場所
倒木があるところということで、ちょっとした森や山の中になると思います。
東京でも西部の方であれば公園の中で見つけられると思います。
私有地の場合は、勝手に採取するのは控え、所有者の方に確認するようにしましょう。
どのような木にいるかの見分け方ですが、幼虫がいる木は、成虫が中に入って卵を生んでいます。
そのため、木に大きな穴があいて、そのまわりに木くずが出ているということがあります。
そのような木は中に卵が産み付けられている可能性が高いので、幼虫が見つかりやすいようです。
調理方法
マグロのトロの味と言われるカミキリムシ。
調理方法としては、最初に殺菌のため、沸騰したお湯で2~3分茹でます。
その後は、お好みでいろいろな調理方法が可能です。