なぜ、昆虫食で地域活性化なのか!?

昆虫食で地域活性化をしようと思ったのはなぜか。

2017年夏、多摩市若者会議でフィールドワークをしたのがきっかけでした。

駅から周辺の公園などを歩いていると、セミをかなり見かけたんですね。

セミを捕っている子どもたちを見かけて、何か活用ができないかと考えました。

その翌月、セミたまメンバーが中国に行ったところ、セミが普通に食べられている光景を目の当たりにしました。

中国山東省淄博市のレストランにて(セミの幼虫)

海外では当たり前にセミを食べる文化がある。

そのことが衝撃でした。

多摩市に豊富なセミを地域資源として、活用ができる、そのことが昆虫食で地域活性化を志したきっかけです。

昆虫食の教育的活用

昆虫食は特に子どもたちの教育にとって非常に効果的だと考えています。

最近では、セミを怖いとか、嫌いという子どもも多くなってきています。

まず、世界では怖いと思っているものが当たり前のように食べられているということを知ってもらい、視野を広げてもらいたいということがあります。

また、そのような子どもたちにも昆虫に親しんでもらいたい、また生き物を食べるという食育の観点からも学びになると考えました。

一方で、昆虫を採集するだけならまだしも、食用に大量に捕るとなると環境面への影響も気にしなくてはいけません。

さらに、昆虫食が一般化されてくれば、子どもでも採集できる昆虫がビジネスにもなるかもしれません。

そのような地球環境やビジネスを考えるという意味でも広がりがあるのが昆虫食です。

実際に、2019年8月には多摩市内の児童館・学童クラブの協力の下、セミリンピックを実施しました。

実際に食べるというところまでには至りませんが、昆虫に触れ、学ぶ機会というのを今後も増やしていきたいと考えています。

2013年に国連のFAOで昆虫食に関する報告書が出されて以降、世界的にも注目されており、国連が推進するSDGsの観点からも多数の項目が合致しています。

地域への効果

地域への効果ですが、昆虫食関連のイベントでの交流人口の増加が大きいと思います。

ゼミ会だけで考えてみても、1回あたり約40人が主に市外から参加します。

会場は市内の施設を利用しますし、材料や飲み物は市内での購入になるので、一定程度の経済効果が見込めます。

また、地域(多摩市)のことを知ってもらう機会になります。多摩市に来たことがあるという関係人口の創出にもつながります。

一番大きいのは昆虫食という日本で最先端の取り組みを実施しているということだと思います。

というのも、昆虫食はまだまだ世間での認知度が低く、地域によっては活動に対する理解を得にくいところもあります。

そのような状況の中で、いち早く昆虫食に対して理解を示し、取り組みを行っているということは、新しいことへのアンテナの高い人たちへの関心を引くことになりますし、そのような人たちが集まる場となっていきます。

さらには、昆虫食以外でも多摩市であれば面白いことができるのではないか、といった期待を持った人たちが集まることが予想されます。

新たなことを実施し、それが人をひきつけ、さらに新たなことが実施されるという人を呼ぶ好循環が生まれることになると思います。

昆虫食に取り組むベンチャー企業なども出てきているので、そのような企業が多摩市に拠点を構えてもらえたら、より盛り上がっていくのではないかと考えているところです。