コロッケにバッタミックス粉というものが入っていることがTwitterで話題になっています。
昨日買って忘れてたコロッケを食いながら原材料を見るやいなや、バッタミックス粉という力のある言葉に目を奪われ、まだ慌てる時間じゃないと検索してみたところ安心材料は見つからなかった pic.twitter.com/Cax75gPGru
— 田丸浩史 (@tamaruhiroshi) March 11, 2022
実際バッタミックスやバッタ目ミックスという昆虫食も販売されています。
とうとうコロッケの牛肉の代わりにバッタの肉が使われる時代が来たかと思いきや、そうではないようです。
バッタミックス粉で調べてみると、バッターミックス粉というものがあることがわかりました。
バッター粉とは
フライなどをするときに使う小麦粉などを水に溶いた液をなんと言うかご存知でしょうか。
こちらです。
バッターミックス粉を昆虫食と勘違いしているTweetが頻繁にながれてくるんですけど、バッター液ってそういうもんじゃないよ(笑)https://t.co/yZL4mB8Eqn #delishkitchen #デリッシュキッチン @DelishKitchentvから
— 平均律?Ascension (@welltemperedcl2) March 12, 2022
実は、この名前がバッター液と言うそうです!
つまり、バッター液というのは、揚げ物のときに作る、小麦粉と卵に水や牛乳などを混ぜたもののことですね。
このバッター液にパン粉を付けて、揚げればフライの出来上がりとなるのですが、バッター粉に水を入れると、バッター液になって簡単に揚げ物ができますよというものになります。
こんな感じです。
つまり、バッタは入っていないということですね。
今回は、バッター粉というのがバッタ粉になって、バッタ粉にはいろいろ小麦粉だけでなく、いろいろ入っているのでバッタミックス粉となったものと推測されます。
バッターというのは英語のbatterで、綴りとしては、野球のバッターと同じです。
しかし、もう1つの意味としてこの揚げ物に使う液体という意味があるようです。
日本語でいう、バッター液という意味ですね。
なんでbatterがそのような意味になったかというと、beating(叩く)をする動作を意味するbatreとかbatureといった英語、もしくはbateureというフランス語が由来ということでした。
それがつけるのような意味になって、つける液ということで、バッター液になったという感じでしょうか。
ちなみに、野球のバッターの由来はbatという叩くという意味の言葉からのようです。
英語、深いですね。
バッタはどうやって食べられているのか
いや、そもそもバッタなんて食べないよという方がほとんどかと思いますが、イナゴは食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
イナゴはバッタの一種ということで、バッタも食べられるんです!
私たちの実施するセミ会でもセミを捕るついでにバッタを捕って、一緒に調理して食べたということもあります。
その時ももちろんバッター粉を使って揚げまして、サクサクしておいしかったです。
ちなみに、バッタは揚げると赤くなります。
今回、たまたまコロッケにバッター粉が入っているということがわかりましたが、これまで昆虫食でコロッケというのはレパートリーとしてはなかったかと思います。
牛肉の代わりにバッタのコロッケ、コオロギのコロッケというのはありな気がしました。
お肉屋さんが食べ歩きで出したら結構人気が出るような気がします。
バッター粉で作ったバッタコロッケ、そんな食べ歩きの姿を見かける日も近いのではないかと思います。
まずはコオロギコロッケからですかね。
確実においしい気がします。