ヤシオオオサゾウムシ(サゴワーム)を食べる。カミキリムシを超えるおいしさ!?

内山昭一先生からヤシオオオサゾウムシの幼虫の差し入れをいただき、試食会をしました。

マグロのトロの味と言われ、日本で一番おいしい昆虫と言われるカミキリムシの幼虫を超える存在ではと言われるヤシオオオサゾウムシの幼虫ですが、その実態にも迫りました。

なぜカミキリムシの幼虫は食べられなくなったのか

ヤシオオオサゾウムシとは

ヤシオオオサゾウムシは、カミキリムシのヤシの木バージョンというと、一番わかりやすいかと思います。

カミキリムシは、果樹やモミジ、シイなどいろいろな種類で育ちますが、ヤシオオオサゾウムシはヤシの木の中で生まれて、ヤシの木を食べて成長します。

サゴヤシを食べるので、サゴワームと言われたり、ヤシはパームなので、パームワームと言われたりもします。

サゴヤシオオゾウムシと言われることもあるようです。

養殖に向けた取り組み

昆虫食としての普及には、養殖ができることが不可欠です。

しかし、カミキリムシもそうですが、ヤシの木を食べるサゴヤシオオゾウムシは、木を育成するという手間からなかなか養殖が難しいと思われていました。

それが、最近、サゴヤシオオゾウムシはキャッサバで養殖ができるということが明らかになっています。(参照:おいしい昆虫記

キャッサバというのは、東南アジアで主食となっている芋類で、すでに大量に栽培されています。

これを利用した養殖が可能になりつつあるため、サゴヤシオオゾウムシは大量に養殖できる可能性が高く、栄養不足を補う食材として期待されています。

気になる味・栄養は?

内山先生
今日はサゴヤシオオゾウムシをいただいたので、煮付けたものを持ってきました。

丸沢丸
いただいたのでということですが、普通にもらえる内山先生さすがですね!

内山先生
非常においしいということで、タイなどで養殖が始まっているんです。

カトカラ
結構虫ですね。。

丸沢丸
大きな干しレーズンのような感じですね。でかいな〜。頭も食べるんですか?

内山先生
頭も食べられます。カリッとしています。

丸沢丸
顔はそのままカブトムシの感じですね。

カトカラ
では食べてみます!

丸沢丸
どうですか?

カトカラ
頭がカリッとしています。虫全般に通じるのかもしれませんが、甲殻類系の味ですね。エビとかが好きだったらハマる味ですね。

丸沢丸
味が濃いですね。

カトカラ
噛みしめれば噛みしめるほどジュワっと味が出てきますね。

内山先生
結構濃厚ですよね。

カトカラ
お酒がほしくなりますね。

丸沢丸
ビールがほしくなります。旨味がすごいですね。

内山先生
脂肪が非常に多いんですね。その旨味だと思います。捕ったばかりのものを湯がいて食べるとカミキリムシ以上においしいと思います。マグロのトロの味と言われるカミキリムシですが、カミキリムシと同じように串焼きにして食べるとおいしいと思います。

丸沢丸
この味でラーメン作ってほしいですね。

内山先生
サゴラーメン(笑

カトカラ
サゴ出汁ですね(笑

丸沢丸
噛んだ時に霜降りのステーキ食べた時の脂肪の旨味のような感覚がありますね。

カトカラ
甘みがありますね。

内山先生
しゃぶしゃぶのように食べると甘みが出てきて、皮は硬いので、後から食べたりというのも良いと思います。東南アジアでは栄養改善の面もあってゾウムシを養殖が進められています。レシピを考えて、食べてもらって、養殖農家が増えてくればと思っています。今回は乾燥したゾウムシを佃煮風に砂糖と醤油で煮ました。

丸沢丸
乾燥しているので旨味が濃縮されているのもあるかもしれませんね。

内山先生
乾燥させて、さらにあぶってするめのようにすると、さらに濃縮されておいしいです。

今回おいしさの面で大きな可能性を感じることができたヤシオオオサゾウムシですが、ラオスでも蟲ソムリエの佐伯真二郎による養殖プロジェクトも進められていたりと非常に楽しみですね!