クビアカツヤカミキリは柑橘系の香り!?食材としての可能性大

特定外来生物として指定を指定をされているクビアカツヤカミキリ。

北関東周辺で大量に発生しており、桜の木を食べてしまうということで、その被害が心配されています。

6月から8月頃にかけて成虫となって木の外に出てきて、繁殖をするのですが、繁殖による拡大を防げないかという取り組みが各自治体で行われているところです。

中にはクビアカツヤカミキリに懸賞金をかけて市民に採取を呼びかけるところもあるのですが、税金によって解決するのではなく、食料として食べることで活用ができないか。

そんな考えからクビアカツヤカミキリを食べる会を実施しました。

今回は、栃木県足利市のみなさまにご協力をいただき、実施することができました。

クビアカツヤカミキリを採取する

まずはクビアカツヤカミキリの採取です。

今回は被害の多い桜並木で採取をしました。

成虫を外に出さないためのネットが張られてはいるのですが、食い破られてしまっていたり、他の木で羽化したものが出てきたりということで、かなりの数が見つかりました。

どちらかというと、日の当たる木の方に多いという印象でした。

素早くないため、目の高さぐらいのものであれば、手で簡単に捕まえることができます。

大量発生している時期は、虫網なしでもかなりの数を捕まえられそうですが、やはり虫網があった方が高いところにいるものが捕まえられるので良いと思います。

いかに見つけるかというのがポイントで、数を見ていくことで見つけやすくなってくると思います。

わずか30分程度で大量に捕まえることができました。

今回、参加していただいたみなさんは虫を捕る上級者のみなさんが多かったと思います。

特定外来生物なので、採取したものは持ち運びできません。

そこで、その場でコールドスプレーで殺処分を行います。

それから調理室へ移動です。

クビアカツヤカミキリを調理する

煮沸消毒

採取した昆虫は、まず煮沸消毒します。

沸騰したお湯で2〜3分煮るという作業です。

消毒とともに、虫についた汚れを落とすという効果もあります。

調理する

今回は、

  • ボイル
  • 素揚げ
  • 燻製

の3パターンでした。

燻製については、準備をしていなかったのですが、簡易燻製器持参の方がいらっしゃいまして、体験することができました。

クビアカツヤカミキリを食べる

食べ方

どうやって食べたのかというと、素揚げや燻製はそのまま、まるごと食べる感じでした。

ボイルしたものは、肉に当たる部分だけを抽出して食べるといった方法を取りました。

ここまで本格的なものは必要ないですが、調理用のはさみでしっぽの部分を切って、お腹の部分を押すと、白身の部分が出てくるんですね。

気になるお味は?

味については、身はクリーミーで白身魚の味に似ているという評価です。

特徴としては、クビアカツヤカミキリは、柑橘系というか、ディル(イノンド)というハーブに似たような香りがするのですが、それを楽しめるという点です。

もともと成虫を捕まえるとその香りがするのですが、茹でると香りはなくなります。

また、茹で汁にもその香りはありません。

しかし、身を食べるときには、その香りを味わうことができ、独特の食材としての存在感を示してくれます。

タガメは洋梨や青りんごの香りということでタガメサイダーとして販売されていたりもするので、クビアカサイダーというのもありかもしれません。

それが実現できれば、クビアカツヤカミキリをおいしくいただいて、特定外来生物として駆除するといった形が実現できるのではないかと思います。

現在、北関東ではクビアカツヤカミキリが大量に発生して各自治体が困っています。

ぜひそういった食材として活用して駆除するといった手法を取ってみてはいかがでしょうか。