昆虫食に触れていく中で、日本国内での昆虫食の少なさというのに気づきます。
養殖という観点からも昆虫は海外産のものが多いんですね。
今回は、材料や製造が国産のものにこだわってみました。
養殖という点から、材料も日本でというのは少なめです。
日本の会社が製造しているものを集めてみました。
2020年7月時点
最新のものはこちらから。
もくじ
国産食材を活用した昆虫食
コオロギせんべい
無印良品が2020年5月に発売を開始し、大いに話題になりました。
使用しているコオロギは徳島大学の養殖研究を行っている研究室からの提供とのことです。
価格も55グラムで190円(消費税込)と昆虫食界の価格破壊かというレベルの安さです。
2020年7月中旬からは店舗での販売も開始。
京都・二本松・広島こおろぎ
TAKEOさんが販売している日本産のコオロギのロースト、干物です。
京都、二本松、広島と3か所のこおろぎの食べ比べセットもあります。
こおろぎパン
大学シーズ研究所が開発した缶入パン(チョコチップ味)です。
缶の中に2つ入っているとは思いませんでした。
上の方はしっとりしていて、下の方はパサパサした感じです。
チョコの味がしっかりしているので、甘くておいしいです。
賞味期限が5年のため、災害時の備蓄食としてもいけるようです。
蚕沙
田村萬盛堂のカイコのフンを使ったお菓子です。
クルミの入っているクッキーのような味で、形はピーナッツのような感じで1袋に2つ入っています。
サクサクとした食感です。
蚕のフンは漢方として使われているそうなのですが、フンというよりは消化しきれなかった桑の葉といった感じのようです。
蚕のフンを使ったコーヒーもあります。
伝統的昆虫食系
塚原信州珍味では、いなご、蜂の子、ざざむし、カイコのサナギが購入できるようです。
グリーンファームでも、いなご、蜂の子、ざざむし、カイコのサナギが購入できます。
伝統的な昆虫食の食べ方が味わえそうです。
国内で製造される昆虫食
海外で作られた昆虫食のお菓子を日本で売っているお店もありますが、今回は日本で製造している日本オリジナルの製品のみをご紹介したいと思います。
コオロギ入りうどん
Bugsfarmでは、コオロギ100匹が練りこまれたうどんが入手できます。
ネット上では売り切れてしまっているのですが、中野のブロードウェイにある昆虫食自動販売機では購入可能です。
Bugsfarmではそのほか、冷凍ものの冷凍オオスズメバチ、スーパーワーム、ヨーロッパイエコオロギといった昆虫食食材が入手できます。
調理に使いたいという方、イベントなどで使いたいという方にはぴったりではないでしょうか。
ゴーフレット
Futurenautのこおろぎを使ったゴーフレットです。
CEO、CTOへのインタビューにある通り、コオロギパウダーを使った商品開発が行われています。
コオロギスナック、柿の種、せんべい
MNHでは、カナダ産のコオロギを使ったお菓子が食べられます。
味もいろいろあって、柿の種はアヒージョ味、タコス味というものもあります。
シアワーム
entomoでは、アフリカの食用イモムシを活用したスナックを入手可能です。
ホットチリ味、うすしお味があるようですが、現在新商品開発中のため、ネット上では現在ホットチリ味のみ入手可能です。
そのほか、昆虫食レトルトいもむしゴロゴロカレーというものも開発中とのこと。
イモムシについてですが、現地では日本の米のように乾物状態で保存・流通していて、料理前に干し椎茸のように水に戻してから調理するそうです。(【昆虫食】アフリカの乾物状態の食用イモムを水で戻してみた)
レストラン
家で食べるのではなく、調理されたものを店で食べてみたいなという人はレストランがおすすめです。
私たちセミたまでは、昆虫食に関する情報発信やイベント実施を通して地域の活性化を目指しています。
こういった情報にご関心のある方、一緒に取り組んでみたいなという方はぜひお友だち登録をお願いします。