セミの声が聴かれるようになりました。
セミの成虫を捕ったことがある人は多いと思うのですが、幼虫を捕ったことがある人は少ないのではないでしょうか。
実は、セミの幼虫は捕れる時間帯というものが限られているので、しっかりと捕ろうと思わないと捕れないんですね。
そして、羽化するのも限られた時間の中のことなので、タイミングを逃すと成虫になってしまいます。
今回は、セミの幼虫の捕れる時間帯についてご紹介したいと思います。
セミの幼虫が捕れる時間は?
セミの幼虫は夕方から夜にかけて出てきます。
時間としては、18時半以降が良いです。
夏場だと、19時ぐらいまで明るいので、まだ明るいうちに見つけることができます。
20時ぐらいまで出てくるので、懐中電灯は持って行った方が良いと思います。
羽化には2時間ぐらいかかるので、遅い時間になればなるほど羽化している様子に出会う感じになると思います。

幼虫を捕る方法は?
幼虫の捕り方は簡単です。
木に登っているところを、つかまえれば良いだけです。
ただ、木に登っている時間は短く、5分ぐらいすると手の届かないところまで登ってしまうこともあります。
そのため、5分前に見た木も5分後にまた行ってみると、セミの幼虫がいるということもあります。
では、どのような木にセミの幼虫はいるのでしょうか。
これも簡単!
地面に穴があいているところです。
セミの幼虫は地面から出てくるので、幼虫が出てきたところは穴が開いています。
そのため、穴がたくさん開いているところの近くの木にセミの幼虫がたくさんいることが多いです。
他には、前の年にたくさんセミの抜け殻を見つけた木というのも良いと思います。

ちなみに、セミの好む木というのもあります。
地面の穴から出てくるので、そのまま手でも捕まえられます。
だいたい、背の高さのところまでにいるものは、手で捕まえてしまいます。
素早く動かないので、全く問題ないです。
もし、高いところにいるのを捕りたい場合は、虫網が必要になりますが、わざわざ虫網を買わなくてもペットボトルで簡単に作れたりもします。
セミの幼虫が出てくる時期は?
セミの幼虫は、セミが鳴き始めた頃には出てきます。
一番多く捕れる時期は、最初のセミが鳴き始めてから2~3週間ぐらい経った頃かと思います。
ただ、梅雨が明けないと多くは出てこないので、梅雨が明けて、セミが鳴き始めて、2週間ぐらい経った頃にたくさん捕れるかと思います。
東京だと7月末から8月初旬頃でしょうか。
2018年はその時期が良かったのですが、2019年でいうと、梅雨が長かったので、8月初旬でもあまり捕れなかったということがありました。
セミの種類によって捕れる時期が違う?
実は、2019年は8月初旬にはニイニイゼミばかり捕れました。
なんとなくの感覚ですが、ニイニイゼミが最初に出てきて、その後アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシといった感じでしょうか。
この前のオンラインセミナーでは、ニイニイゼミが一番人気でした。
ニイニイゼミを捕りたいという方は7月下旬ぐらいが良いかもしれませんね。
セミの寿命は短いと言われます。
そんなセミの寿命の謎についてはこちら。