コラム

ハリウッドのセレブが昆虫食を食べる理由は何か

日本では最近、井上咲楽さんやまいころ（荒川真衣）さんをはじめ、昆虫食に親しみのある有名人が増えてきました。

実はアメリカ、ハリウッドでも昆虫食を食べる有名人がいます。

アンジェリーナジョリー

2017年の時点ですでに昆虫食と関わりのあったのはアンジェリーナジョリーです。

トゥームレイダー、Mr.&Mrs. スミス、マレフィセントなどの映画で有名ですね。

当時、ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザーのプロモーション活動のためカンボジアを訪れており、その際にタランチュラ、コオロギ、サソリを調理しています。

カンボジアに来た時にはじめて昆虫食を食べたということでした。

「昆虫はずっと食事の一部だと思っていました。それに戦争などの食料不足の時に生きていくためにも。」という発言をされています。

最初はコオロギ、その後タランチュラを試してみるというのが良いというアドバイスまで。

実際に食べてみて、「本当においしいわ。」と話しています。

アンジェリーナジョリーに勧められてタランチュラの足を一本だけ食べた記者の方も「おいしいと言っていたのは本当だとわかった。」と答えていました。

サソリについては、固いのでちょっと噛むのが大変ということを言っています。

アンジェリーナジョリーの場合は、完全に食文化として昆虫食を受け入れていますね。

すでに何回も食べているようなので、自ら調理もして、食べることに抵抗感もないようです。

ニコール・キッドマン

2018年にvogueの企画で食べたのがニコール・キッドマンです。

アイズ・ワイド・シャット、めぐりあう時間たち、LION/ ライオン～25年目のただいま～などで有名ですね。

4種類の昆虫を食べています。

イモムシ　Hornworms

おいしい。噛み応えがある。説明が難しい味ということです。

動画では生きているままを食べていますが、生で食べるのは控えた方が良いと思います。

昆虫は食べても大丈夫なの？安全性について考える。

ミールワーム　Mealworms

こちらも生で食べています。

フルーティー。ぜひ食べてほしいという話です。

ミールワームってどんな虫？どんな味がするの？

コオロギ　Crickets

楽勝といって抵抗感なく食べていました。

最高。独特の食感で、毛の生えたナッツ。殻をとったナッツという評価です。

揚げたバッタ　Fried Grasshoppers

とてもおいしい。おすすめといっています。

ニコール・キッドマンが箸を使って食べているというのがちょっと驚きポイントでもありました。

昆虫食には箸なんですかね。

ニコール・キッドマンの場合は、特技として紹介している感じなので、虫を食べられるのよ、すごいでしょといった感じでの昆虫食の扱いでした。

ただ、世界で20億人が昆虫を食べていて、その中の1人だという認識があるなど、昆虫食への理解も示しています。

昆虫食はハリウッド女優も食べるものというポジションにはなってきました。

今後は、食料問題のためとか、珍しいものと食べられるといったポジションから、好んで食べる、おいしいから食べるといったところに移っていくことを期待したいですね。