悲報!東京イナゴンピック終了のお知らせ(2024年の実施状況)

東京都日野市のコミュニティガーデン・せせらぎ農園で行われた「東京イナゴンピック」に参加してきました。

このユニークなイベントは、昆虫食や自然体験をテーマにした3部構成のプログラムで、家族連れを中心に賑わいました😊

せせらぎ農園は、かつての田畑を市民が運営するコミュニティガーデンで、都市資源の生ごみを活かし、無農薬・無化学肥料で作物を育てる場です。

地域交流や自然の豊かさを大切にし、環境保全・生ごみリサイクルの情報発信や食育活動など、活動的に取り組まれています。

ただ、せせらぎ農園の田んぼは区画整理事業の計画区域内に含まれており、来年度以降は同じ田んぼでの開催は難しいとのことです。

現在、代わりとなる田んぼを探すなど、主催者の皆さんはイベントの継続方法を模索しているそうです。

イベント概要

日時

2024年9月15日(日) 9:30~12:30

場所

せせらぎ農園(東京都日野市新井308)

アクセス

🚃電車
京王線 高幡不動駅から徒歩18分
多摩都市モノレール 高幡不動駅から徒歩17分
京王線 百草園駅から徒歩15分
🚌バス
高幡不動駅から日野市内連絡バス(ミニバス)落川路線 聖蹟桜ヶ丘行(金田公園経由)『落川通り西』下車

定員

エントリー数30名

参加費

エントリーする人 大人1000円、子ども(高校生以下)500円
同伴者 小学生以上500円、未就学児100円

スケジュール

9:20~       受付開始。
9:45~9:55     挨拶と注意事項、競技説明。
9:55~10:30   田んぼへ移動してイナゴ捕り競争(競技時間約25分)
10:30~     イナゴ採集数集計
10:45~11:15 イナゴのジャンプ大会
11:30~     表彰式 終了後、昆虫の試食
12:30      終了、片付け

第1部 イナゴ捕り競争

9時頃に到着すると参加者の方が自転車や車で続々と集まってきました。

家族連れの方が多く見えましたが、昆虫食目当てでご夫婦で来てくださる方、またスタッフとして『さすらいのハチの巣ハンター』 ハッチ―小川さんもいらっしゃいました!

説明が終わった後、10時ごろから近くの田んぼへ移動し、子どもたちが1番腕を振るわせるイナゴ捕り競争が始まりました!!

田んぼの中では稲が傷つかないように大振りで網を振らないようにと注意があった後、内山昭一先生(昆虫食普及ネットワーク理事長)の合図で10時10分に競争がスタートしました。

様子を見に行くと、スタッフの方が子どもたちが1匹は取れるようにサポートをしていました。

そんな中で、何度も参加しているイナゴプロはすでに10匹弱捕まえていました!😲

一方、私はその時間でせっせと昆虫食料理の準備。

参加者が段々と帰ってきたころに、蜂の子のバター炒めの臭いを嗅いで、「いい匂い~」と数人が吸い寄せられてきました。

セミのから揚げはパンチが強かったようですが、ハチノコは調理時点で好印象のようでした😊

第2部 イナゴのジャンプ大会

捕まえたイナゴの中からマイアスリートイナゴを選出し(取れなかった子も予備の中から選ぶことができます)、いざジャンプ台においてジャンプ力を競います!!

一方、待っている子は内山先生がハッチ―小川さんに頂いたハチの巣からピンセットでハチノコを抜き取る作業に夢中になっていました。

私も人生初行いましたが、まるで毛穴から角栓を取るときのような罪悪感と共にくる爽快感、癖になりそうでした(笑)

表彰式では、イナゴ捕り部門・イナゴジャンプ部門でそれぞれ3位まで表彰を行い、副賞として玄米や野菜などが贈られました。

イナゴ捕り部門では9匹、ジャンプ部門では何と8m32㎝もジャンプしました!

 

昆虫食・農園作物の試食会

さて!ここからは昆虫食普及ネットワークの腕の見せ所です!

イナゴ以外にも内山先生が持参してくださった昆虫の料理を振る舞います。

また昆虫食以外にも、農園作物のナスや花オクラなどの料理も食卓を彩ります。

この花オクラの少しねばねば感がおひたしにマッチしていて、初めて食べましたがとても美味しかったです!

初めは昆虫食に対して少し抵抗を感じていた子どもたちも、気がつけばイナゴの素揚げやハチミツ味のマゴットをパクパク食べていました。

そしてなんと、イナゴの素揚げが一番早く売り切れました!昆虫食普及ネットワークの一員として、これほど嬉しいことはありません。

ハッチーさんによると、こういったイベントでは昆虫食が余ってしまうことがよくあるそうですが、今回はセミのから揚げだけが残り、他の昆虫食は飛ぶように売れました!

自分で採集した体験が食べる行為と結びついていたのかもしれませんね。

MENU

<昆虫食>

  • イナゴの素揚げ
  • 昆虫の天ぷら(クビキリギス、ツユムシ、他)
  • セミのから揚げ
  • スズメバチの佃煮
  • カナッペ各種
  • ハチノコのバター炒め
  • ハチミツ味のマゴット(イエバエの幼虫)とマルベリー カラーシュガーちらし
  • ドライコオロギ
  • サクラケムシのフン茶

<せせらぎ農園のメニュー>

  • 夏野菜の天ぷら(カボチャ、ナス、ゴーヤ、モロヘイヤ、穂バジル、穂紫蘇)
  • 花オクラとモロヘイヤとツルムラサキのおひたし
  • ナスの塩もみポン酢かけ
  • 農園産バジルソールのクラッカーのせ
  • ぶどう棚のぶどう
  • ローゼル

参加者の声

<大人>

  • 初めての昆虫食、歯ごたえ、見た目、ドキドキ、味はおいしかった・・・!!ハチ、すっごくおいしかったです!!
  • 虫も野菜もきらいな息子がイナゴを必死でとり、昆虫食も「おいしい!」と食べました。子供の可能性をひろげるとてもすばらしいイベントでした。またよろしくお願いします。

<子ども>

  • 今日は働くのが一番楽しかったです。いねが滝合小の10倍ぐらい広くてすごい実っていて、すごかったです!来年もやるなら絶対サポートがいいです。
  • 楽しかった。三回目の参加だったけど、昆虫食全部美味しかった!
  • 初参加。めっちゃ楽しかった。田んぼに初めて入れたのも良かった。昆虫食食べたく無いと思っていたけど、食べたら普通の味だった。

今後について

冒頭にもあるように、来年度の開催場所が決定していません。

無農薬で育てているところでイナゴンピックが開催できそうな場所で心当たりがありましたら、お気軽にご連絡ください!!

インターン生 河東佑奈

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