昆虫食への道:大学院生YouTuberかずきさんの飽くなき挑戦

現在近畿大学の大学院生でありながら、株式会社POI立ち上げ、YouTube活動も行っている、まさに三足の草鞋を履いているかずきさんにインタビューをさせていただきました。

1匹のイナゴから昆虫食にハマったきっかけとは?

河東
初めて昆虫を食べたのはいつですか?
かずきさん
高校2年生の時、生物の先生がいなごの佃煮を持ってきてくださり、それを食べたのが初めてですね。
先生が昆虫以外にもシマウマや水牛のジャージーなどの変わった食べ物も持ってきてくれるので、生物部の仲間と食べていましたね。

虫ってまずいイメージだったけど結構おいしいなという感じでしたね。
佃煮の味やからおいしいってのいうはもちろんあると思うんですけど、バッタに可能性が結構あるのかなっていうのは思いますね。

河東
1つのイナゴから現在の活動に至るまで、何がそこまでかずきさんを掻き立てたんですか?
かずきさん
当時やりたいこともなく、アメフト部を1年でやめているんですよね。
自分にとって空白の期間みたいな時に、昆虫食っていう新しいコンテンツと出会ったっていうのは結構大きいのかなと思います。
河東
イナゴの次は何を食べましたか?
かずきさん
飼料用の生きたミールワームを近くの熱帯魚屋さんで買い、素揚げで食べました。
河東
すごいですね、定員さんはどのような反応でしたか?
かずきさん
これ食べて大丈夫ですかねみたいな感じで聞いて。
悪いものを食べさせているわけではないんで大丈夫だと思いますけどって言いながら理解できていない様子でした(笑)
河東
味はどうでしたか?
かずきさん
塩で味付けして、おいしかったですよ。
でも50匹自分で食べられないので、次の日学校に持って行ってクラスに持って行きました。
河東
すごいですね、私も同じクラスだったら食べたかったです(笑)

昆虫採集の始まり:バッタの踊り食い?!

河東
昆虫採集を本格的に始めたのはいつですか?
かずきさん
高校生の時から、生物部の仲間と昆虫を捕まえに行って、バッタをその場で生で食べていました。
本格的に山に行って昆虫採集を始めたのは大学に入ってからですね。
河東
生物部の仲間は昆虫食に対してどのような反応でしたか?
かずきさん
そうですね、積極的な人が多かったです。
生物が好きというベースは一緒なので、昆虫を食べる体験もできる子が多かったですね。
河東
昆虫を生で食べたのはいつですか?
かずきさん
高校生の時ですね、昆虫の採集をしに行ったときに、これ生で食べたらどんな味すんねやろうと思って。
さすがに踊り食いは僕しかしなかったです(笑)
河東
生で食べることに対して抵抗はありませんでしたか?
かずきさん
恐いという感覚はなかったですね。
好奇心の方が勝っていたかもしれないですね。

初めて生でバッタを食べた時はおいしくなかったですけど、他の昆虫やったら美味しいんかなと思って他の虫も挑戦しましたね。

河東
昆虫採集によって得た知識や感情はありますか?
かずきさん
生き物を頂いているんだなっていうところもももちろんありますし、採取だけではなく、仲間と共に標本作りもしていたので、虫全般に対する知識は増えたのかなとは思います。
河東
飼育の経験はありますか?
かずきさん
向いていないので基本的にしないですね。

というのも、大学生の時に研究室の研究費を使用してコオロギの飼育に取り組んだことがあるんですけど、飼育が簡単といわれている100匹のコオロギを1週間ほどで全滅させてしまいました(笑)

河東
それは驚きです!😧

どのような研究室ですか?

かずきさん
環境管理学科の国際農業研究室です。
コオロギの養殖も1次産業の1つというくくりで取り扱っていました。

今後の目標:お世話になった方々への恩返し

河東
今後の人生の目標は何ですか?
かずきさん
今までお世話になった人に恩返しがしたいです。

外からは目立つことばかりやっていて、なんだかうまくいっているように見えるんですけど、決してそんなことはなくて、多くの人に支えていただいてここまで来れました。

経済思想家の斎藤幸平さんの本に載せてもらったり、スタートアップの取締役にしてもらったり、小泉進次郎さんと仲良くなったり、本当に運に恵まれていたと思います。

しかしそれは、学生だからできた側面は大きいと自覚しています。
皆さんに与えていただいた『無償の愛』に今度は僕が恩返しをする番ですね。

かずきさん
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インターン生 河東 佑奈