ワーケーションという言葉が多く言われています。
ワーク(work)とバケーション(vacation)を合わせた言葉で、リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみながら、テレワークで仕事をすることを言います。
環境省では国立・国定公園、温泉地でのワーケーションの推進が行われることになりました。(参考:国立・国定公園、温泉地でのワーケーションの推進)
地方創生や働き方改革という観点から、地方で働きながら暮らすということが進められている中で、新型コロナウイルスの影響もあって、今後、各自治体で次々とワーケーション施設が整備されていくことになると思います。
ワーケーションというと、周辺環境が良い地域にWi-Fiなどオフィス環境を整備すれば終わりというものだと考えられがちですが、ワーケーション施設が乱立することが想定される中で、人を呼ぶには差別化が必須になってきます。
そこで注目されているのが昆虫食です。
昆虫食がワーケーション推進で重要な理由
家族で楽しめる
ワーケーションは働くことが前提になっています。
しかし、そのお子さんも仕事をすることは少ないと思います。
その時に、昆虫食という楽しみがコンテンツとしてあると、ご両親は仕事に集中できる環境を作ることができます。
昆虫を採取するのは特殊な技術が必要でなく、誰でもできるため、家族一緒に楽しめますし、食べるだけであれば、離乳食が終わった1歳過ぎぐらいの小さいお子さんからでも楽しめます。
教育的な価値
昆虫食は単に昆虫を採取して食べるという楽しさだけではありません。
昆虫食は生態系について考えたり、飼育の家庭で温室効果ガス排出量が少ないなど、環境面でのメリットも多く持ちます。
また、食べることは、その命をいただくことの大切さを学ぶ機会にもなります。
自然を体験するだけでなく、環境教育や食育といった学びの観点からの体験ができることも人を引き付ける大きな魅力になります。
さらには、セミなどの身近な昆虫を扱うことで、家に帰ってからも同様の体験を再現することができるため、教育的な効果を持続したり、ワーケーションの施設で体験したという思い出を記憶としてとどめ続けてもらえることができるのも強みです。
今流行りの昆虫食とSDGsの関係についてはこちらをご覧ください。
新鮮さ・珍しさ
昆虫食は世間で注目はされはじめているものの、その多くの人はまだまだ体験したことがありません。
多くの方の目に新鮮に映ると思います。
そのため、話題性や注目度が高く、メディアなどで取り上げられる機会が多くあります。
広告費などを多くかけなくても、注目を浴びることができるチャンスだと言えます。
地域へ目を向ける
実は、昆虫食は現状では珍しいものですが、1960年代までは55種類もの昆虫が食べられていたという記録があることから、決して新しいものではなく、日本の伝統文化の再発見といった観点からのものでもあります。
ワーケーション施設のある地域の多くがかつては昆虫食を食べていたのではないでしょうか。
そんな地域の伝統と現代を結びつけることで、よりその地域のことを知ってもらい、地域に目を向ける、地域に愛着を持ってもらう機会になると思います。
バケーションとして利用される地域の多くは1度行ったら終わりになります。
しかし、地域を知ってもらい、愛着を持ってもらうことで、地域のことを好きになってもらい、また来たいと思ってもらう。
そんなリピーター獲得につながる仕組みとして昆虫食を活用してみてはいかがでしょうか。
これまでの実施してきた主なイベントはこちら。
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