セミをたくさん取ったら生態系に影響するのでは?について

2017年1月、セミたまとしての活動がはじまろうとするときのことです。

多摩市の方にお声かけいただき、エコフェスタ多摩という場所でセミを捕って食べることで地域を活性化しようという提案をしたことがあります。

その名の通り、エコに関心のある方々が集まる会で、子どもから大人までさまざまな方がいらしたのですが、私たちは多摩市にたくさんいるセミを捕って、食べて、セミが少なくなったら夜セミがうるさいという苦情なども少なくなるのではないかという提案をしました。

そうしたところ、そこにいた小学生からこのような質問が来ました。

セミを捕りすぎたら生態系をくずことになるのではないかと。

鋭い質問だなと思いました。

そして、環境に関心のあるからこその観点だなと思いました。

この回答としては、これは釣りと同じような考え方で、釣りをしても魚がいなくならないように、レジャーとして捕まえる程度であれば、全く問題ないのではないかということです。

特に成虫を捕るという観点からいうと、私たちが捕まえられる低さにいるセミというのは、成虫になってから日数が経っていて、元気がなくなっているセミになります。

そのため、その状態のものを採集しても大きな問題にはならないのではないかと考えているところです。

また、現段階では日本のセミは牛肉や豚肉のように好んで食べられるものではありません。

そのため、誰もが簡単に手に入るものでもなければ、手に入れたい、食べたいと思われているものでもありません。

将来的には日本でも昆虫食は増えていくと考えていますが、その時には養殖もされはじめると思います。

事実、中国ではセミの幼虫を養殖しているところもあるようです。

日本人もすでにコオロギの養殖を始めている人がいたりと、これからは昆虫の養殖も普及していくのではないかと思います。

そういったときに、セミが豊富で天然物が捕れる多摩市というのは大きな強みを持っていると思いますが、かといってすべてが捕りつくされるほどのものにはならないと思います。

というのも、公園が豊富とは言っても、一般の家などにも木が多く、そちらにもたくさんのセミがいるからです。

もちろん、既存の生態系を壊さないよう意識することは大切だと思います。

イベントで食べるセミは、非常に数が多いアブラゼミがほとんどです。

捕ったセミを種類ごとに数を数え、専門家のアドバイスをいただきながら、減っている種類は食べないなどの配慮も必要でしょう。

セミを食べることを入り口に、緑豊かで、多様な生きものがいる多摩市の良さを再発見するような活動をしていこうと思っています。