昆虫料理研究家の内山昭一さんにセミ会について聞いてみた

セミを捕って食べる会を実施するにあたり、それまで、誰一人昆虫食について触れたことがなく、ましてや調理をしたことなどなかったので、内山昭一さんにお話を伺いました。

まいまい
セミ会はいつから実施しているんですか??
内山さん
2005年からですね。それ以来、毎年2回実施していて、毎回40人ぐらいの参加があります。
まいまい
どんな感じで実施しているんですか??
内山さん
夕方5時に集合し、全員で成虫捕りをします。6時半に一度集合し、そこで幼虫を捕るグループと、調理するグループに分かれます。
まいまい
なぜですか??
内山さん
幼虫は暗くなる頃に出てくるので、懐中電灯で照らしながら捕ります。その間に成虫は調理してしまうんですね。
まいまい
調理はどういう形でやるんですか??
内山さん
素揚げやてんぷら、燻製などさまざまです。ただ、最初に一度、100度のお湯で熱湯消毒します。
まいまい
衛生面は気になりますよね。
内山さん
雨の日のことを考えて、事前採集しておくことも大切です。1人幼虫と成虫を1匹ずつ食べるとしても、40匹ずつは必要になります。
まいまい
事前の準備もかなり大変なんですね。
内山さん
元気なセミの方がおいしいので、おいしいセミは木の上の方にいます。なので、捕るのも少し大変です。
まいまい
セミ1匹1匹でも味が違うんですね。
内山さん
セミの種類によっても味は違いますよ。東日本はアブラゼミが多いですが、アブラゼミはおいしいです。
まいまい
それは東日本在住の方々には朗報ですね(笑)
内山さん
幼虫は土の中にいるので筋肉が発達しています。燻製にして毎回出すんですが、人気です。
まいまい
それは楽しみです。

お話が終わった後、内山さんがおもむろに取り出したのは、なんとセミの幼虫の燻製!

みんな初めてたべましたが、おいしかったです!

セミの燻製の作り方

セミを捕って食べてみませんか?

セミを捕ったことはあるけど、食べたことはないという人がほとんどだと思います。セミたまでは毎年夏にセミ会を実施しています。6~7月に募集を開始して、すぐに定員いっぱいになってしまう企画なので、定期的にチェックをお願いします。