うっちゃん つかちゃん はまる研究所によるYoutubeのオンラインイベントが実施されました。
セミの幼虫の燻製とセミチリを作りました。
幼虫については、こちらでご案内しているので、今回はセミチリです。
出演者
- うっちゃん(内山昭一先生)
- つかちゃん(塚田拓先生)
- 昆虫食材の専門店(なおちゃん)、(えっちゃん)
セミチリの作り方
セミチリという料理もすごいですよね。
エビと昆虫は系統的に近いので、エビの味とよく言われます。
特にセミの幼虫は中身に肉がつまっているので、よりエビに食感が近く、エビチリの代わりにセミチリを作ることになりました。
用意するもの
- セミの幼虫(数匹)
- 片栗粉(少々)
- オリーブオイル
- 長ネギ(少々)
- チリソース(小さじ1杯程度)
調理手順
まず沸騰したお湯で2~3分ゆでます。ゆで終わったら幼虫の殻をむきます。
おしりからはさみを入れると背中までいくとぱかっと開けます。殻つきのままでも良いですが、はじめての人は殻をむいた方がおすすめです。
次に片栗粉をまぶします。
片栗粉をまぶすと炒める時に油がとばなくなるんです。
フライパンにオリーブオイルを敷き、油が温まったら炒めます。
やけど注意ですね。
火が通ったら火力を弱めます。
黄緑色になった。小さい羽が広がっています。
セミの香りもしてきました。
色が変わってきたら火をとめて、3つまみ程度長ネギを入れます。
長ネギではなく、玉ねぎでも良いと思います。お子さんがいる家庭は玉ねぎの方が良いかもしれないです。
市販のチリソースを小さじ1程度を入れます。
ケチャップを入れるとまろやかになりますよね。
火をつけて炒めて完成です。
チリソースと合う。片栗粉で外はパリ、中はジュワ。
おいしい。エビに近いけど、エビではない。
これはおいしい。
一度この味をしめてしまうと、毎年食べたくなるんです。
セミの栄養は?
セミの栄養は高たんぱくで良質な脂肪(不飽和脂肪酸)が含まれています。
乾燥した状態だと、タンパク質が67.5%、脂肪が17.6%となっています。
普通の状態だと牛、豚と同じぐらいの20%前後のタンパク質になるが、脂肪が良質なのでヘルシーで、肌がきれいになります。
おー!!!
セミが成虫になる期間は、環境によって変わります。栄養がたくさんあるところに1匹しかいないのであれば、早く成長できるので、早く出てきますが、逆に、たくさんの幼虫がいたら栄養の取り合いになるので遅くなります。何年間と決まっているわけではありません。
セミの幼虫のオスとメスの見分け方
セミのおしり部分の裏側の先端を見ると、メスには産卵をする管があるので、そこで見分けられます。
セミの幼虫はどう保存しておくか。冷やしておくと羽化しにくいです。
そして、持って帰ったらすぐに調理します。難しい場合は、殻付きのまま冷凍します。そうすれば、いつでも食べたいときに食べられます。
エビ、カニに近い種類なので、エビ・カニアレルギーの方は控えていただければと思います。また体調の悪い日も控えた方が良いと思います。