どんな人が来るの?昆虫食の会社TAKEO店長に聞いてみた

昆虫食専門の会社TAKEOの実店舗の店長である三浦みちこさんにインタビューをしてきました。

昆虫食販売のきっかけや人気の商品は?

まいまい
なぜ、昆虫食販売をはじめたのですか??
三浦店長
会社の代表が2014年に昆虫食に出会ったのがきっかけです。昆虫食は良くも悪くも人を笑顔にさせる力があると思っています。
まいまい
良くも悪くも笑顔というのは確かに(笑)
三浦店長
文化食としての面もあります。イナゴというと、長野県の一部で食べられているといったイメージの方も多いですが、意外といろいろなところでイナゴの佃煮は食べられています。
まいまい
もともとあった文化に再注目という感じですね。
三浦店長
はい。それに加えて、サソリなど従来日本では食べられていなかったものも加えているのが特徴です。
まいまい
人気のある商品はどういうものですか??
三浦店長
お店だと、いろいろな味が楽しめるバッタのミックスなどが人気です。
まいまい
ネットショップではいかがですか??
三浦店長
ネットショップだとタランチュラなど、普段あまりなじみのないものも売れています
まいまい
来店される場合と、ネットだと違うんですね。
三浦店長
お店だと、実際に試食いただいたり、スタッフの生の声を伝えられるというのが大きいと思います。また、初めて昆虫食を食べるという方が多いので、食べやすいものが人気なのだと思います。
まいまい
他にはどのようなものが人気ですか??
三浦店長
今年の8月6日から販売している、タガメサイダーは人気です。やはり実店舗でしか販売していないコオロギアイスも人気ですね。今は販売していないのですが、コオロギパスタも良く売れています。
まいまい
私もタガメサイダー飲んでみたいです!

まいまい、実店舗限定版のタガメサイダーを購入。実際の香りも体験させていただきました。

まいまい
洋ナシみたいな香りですね。
三浦店長
はい。青りんごというお客様もいらっしゃいます。想像とは違ったという声をいただくことが多いです。

どのような方が来店?お店が今の場所にあるメリットは?

まいまい
お客さんはどのような方が多いのでしょうか??
三浦店長
ネットショップは全国から注文が決ます。意外と北海道が多いですね。長野は意外と少ないです。男性の方が多めです。年代はインターネットが必要ということもあって、50代ぐらいまででしょうか。
まいまい
昆虫食が一般的だから、長野は逆に少ないのかもしれないですね。
三浦店長
店舗の方は、お子さんから年配の方まで世代はさらに幅広いです。特徴的なのは、このお店を目指してくる方が多いことですね。
まいまい
みなさん、昆虫食を買いに来るんですね。
三浦店長
修学旅行生が来たこともありますし、旅行や出張のついでにという方もいらっしゃいます。店舗限定のタガメサイダーやコオロギアイスもなかを買いに来る方もいますね。
まいまい
そういった点では、お店が今の場所(東京都台東区松が谷1-6-10)にあることのメリットなどはあるのでしょうか。
三浦店長
少し奥まったところにあることもあって、通りすがりの人はあまり来ないです。浅草が近いということもあって、観光ついでにという方はいらっしゃいますね。
まいまい
この場所ならではの特徴ということとでしょうか。
三浦店長
渋谷などにあればたくさん来るのかもしれませんが、今は安全性や楽しさについてお話しできるちょうど良さがあると思います。

昆虫食に関する世間の反応の変化とこれから

まいまい
創業からこれまで、昆虫食に対する世間の反応はどのように変わりましたか??
三浦店長
ここ1~2年で昆虫食が一般化してきていると感じています。先日、無印良品コオロギせんべいを2020年から売り出すという報道もありました。

なぜ無印良品はコオロギせんべいを開発したのか?

まいまい
昆虫食を食べられる場所が増えてきそうですね。
こおろぎとカイコの昆虫ふりかけ「ふりふり ちょい虫」
三浦店長
ただ、一方で品質管理については心配もしています。エビ、カニアレルギーの方は食べるのを控えるように伝えたり、昆虫食ならではのリスクについてもしっかりと伝える必要があると考えています。
まいまい
そのあたりは私たちもしっかり認識すべきところだと思います。
三浦店長
衛生面の管理について、野菜や肉類については大学で教えてくれていても、昆虫食はまだ研究途中のところも多いので、慎重に対応する必要があると思います。
まいまい
今後、取り組んでみたいことはありますか??
三浦店長
イベントをやっていきたいと思っています。お店に一人で来るお客様も多いので、そのような方々がつなげられると良いと思っています。
まいまい
参加したいという方、多そうですね。
三浦店長
食の楽しさを大切にしていきたいです。最近では、昆虫食にも完全食を意識したバータイプのものなどもありますが、それだと見て楽しむ、調理を楽しむという食の楽しさは体験できません。
まいまい
確かに、セミ会もセミを捕って食べるということが楽しさにつながっています。

これがセミ会だ!セミを捕って食べてみよう。セミ会2019 in多摩2019.7.27

三浦店長
世界でも毎日家庭でご飯を作っているのは日本ぐらいではないでしょうか。アジアでは朝食も外で食べる国が多いです。食卓を楽しむというところに日本の特徴があるのではないでしょうか。
まいまい
昆虫食の見た目についてはどう思われますか??
三浦店長
エビやウニなども小さい頃から食べているので気になりませんが、しっかり見るとちょっと怖かったりします。また、魚もお刺身の形で出るとわかりませんが、本物の魚を間近でみると怖いという方もいます。昆虫食も慣れの問題なのではないでしょうか。味についても同様で、大人になってからビールの味がわかるようになるように、最初は抵抗があっても、食べているうちにおいしさに気づき、やめられなくなるということもあると思います。
まいまい
見た目や味については、まさに一度体験してみればわかるということだと思います!

最後に、タガメサイダーをお土産に買って帰りました!

TAKEOのみなさん、どうもありがとうございました!

ーーーーーーーーー
【TAKEO公式ホームページはこちら
https://takeo.tokyo/
ーーーーーーーーー

これからは当たり前!?昆虫食でも重要なHACCPとは?