2021年6月に群馬県前橋市大胡町に昆虫食を取り扱うショップ&ギャラリー「灯螂舎(とうろうしゃ)」が開店しました。「灯螂舎」はコオロギパウダーを使ったオリジナルお菓子と虫雑貨を取り扱っている店です。
開店してからNHKのニュースで取り上げられたり、雑誌に掲載されるなどメディアでも注目されています。
ちなみに、とうろうしゃという名前は、カマキリの蟷螂(とうろう)からきているそうです。
開店にあたって、店長の大澤栞那(かんな)さんにお話をお伺いしました。
もくじ
店長 大澤栞那さんインタビュー
お店を開こうと思った狙いは?
昆虫食品を気軽に手に取ってもらえる場所を作りたいと思いました。
また、昆虫好きが集まる空間を作りたいといった想いもありました。
昆虫食の専門店としてではなく、昆虫を食材の選択肢の1つとして選んでいただけるお店になれればと思っています。
ターゲットは?
もともとは昆虫食に興味がある若い人が多いのではないかと思っていました。
しかし、実際は30~40代の女性で、昆虫は好きではないけど、テレビや雑誌などを見て、昆虫食の栄養面や美容面での効果を知って来店という方が多いです。
デザイン面で意識している点は?
手に取ってもらいやすいかと思うので、昆虫食品だということを主張しすぎないシンプルなデザインを意識しています。
どういった商品が人気ですか?
昆虫の姿がそのままのものも姿がないものも半分半分といった感じですね。
お店の様子
- 「灯螂舎」外観
もともと古い倉庫だったところを活用した店舗となっています。
この狙いとしてはもともとあった建物を活用することで、親しみを持ってもらいたいと考えたからということでした。
昆虫食を手に取りやすく、試しやすい環境をつくりたいという想いからということでした。
このような“敷居を下げる”という観点から、見た目は一見しただけでは「昆虫食」のお店と思わないような、雰囲気のある場所になっています。
- 店内様子
- 店の平面構造図
お店は昆虫食の販売、ギャラリー、カフェの3つを考えていました。
ただ、現状では新型コロナウイルスの影響もあり、カフェオープンしておらず、2022年中にできればという想いで考えているそうです。
お店を入って中央には虫ギャラリーということで、様々な虫に関するグッズが販売されています。昆虫食については、入って右手は市販の昆虫食品、入って左手には灯螂舎オリジナルの昆虫食を販売といった形になっています。
灯螂舎オリジナル商品としては、手作りの昆虫ケーキ、クッキーなどが並んでいます。
- 昆虫標本や虫グッズなど雑貨
- 昆虫食商品
TAKEOさん、Bugsfarmさん、エリーさん、コオロギコーヒーなど、たくさんの昆虫食品が購入でいます。
- 昆虫食エナジーバーとカフェの商品
- 昆虫オイル
- 蚕糞茶
レジ近くに並ぶのは灯螂舎のオリジナルのお菓子です。コオロギ粉末で作られたものになります。
コオロギパウダーが入っていない、普通のお菓子も販売しているので、コオロギ入りとそうでないものの食べ比べができるようになっています。食べ比べてみると、コオロギの味はこういうものかというのに気づいていただけるかと思います。
- 本棚の中には昆虫食の本が
- ギャラリー
オンラインショップ
灯螂舎さんは、オンライショップでも昆虫食を販売しています。
店舗情報はこちらになります。
営業時間:12:00-17:00
営業日:月/火/水/土/日
定休日:木/金
駐車場:4台
〒371-0223
住所:群馬県前橋市大胡町97